2013.08.14熱中症に気をつけて 楽しい盆休みを

ステラです
みなさん、盆休みは帰省されたり旅行されたりしているのかな。



ところで、
飛行機に乗ったチワワが熱中症で死亡、という事故がつい最近あったそうです。

以前、日記にも書いたのですが、預けられたペットはクレートに入って、空調
付き貨物室に乗ります。空調付きなのに、なんで熱中症に?と思ったら、今回
の事故は以下のような状況で発生したそうです。

 空港の待機室 ⇔ 貨物搬入・搬出(屋外) ⇔ 飛行機貨物室
  [空調あり]    [空調無し]     [空調あり]
          ↑ここで死亡

飛行機への乗り降りの間のわずかな屋外待機の時間ですが、ここ最近の炎天下
ではアスファルトが相当な高温になって、小型犬には耐え難い状況だったので
しょう...。

今回の事故に関して、飼い主さんは訴えないそうです。
というか、正確には「訴えることができません」。ペットを預ける前に同意書
を提出しているからです。同意書をあらためて見てみると、「ケガしても死ん
でも文句は言わないので、預けます」という内容になっています。




でも、航空会社側を責めるのも考えものです。
もし、ボクたちが「もっと安全に乗れるようにしてください!」と文句を言っ
たら...

(1)搭乗するペットは少数なので、より安全なVIP待遇にすると、その少数にコ
  ストが転嫁されて、ペット預かり料金が高額に ⇒ 実質、乗れなくなる
(2)ごちゃごちゃ言うなら、ペット預かりなんかやめてやる!と逆ギレ、表面
  的には「コスト削減のためです」とか言って、ペット預かりをやめちゃう
                        ⇒ 乗れなくなる

で、飛行機に乗れなくなるかもしれません
実際、事故件数が多かった犬種は乗れなくなっていますし...。

体力の低い小型犬が夏に飛行機に乗るのは、それなりに危険を伴うことで、
少なくとも人間が飛行機に乗るのと同じ感覚で乗せてはいけない、ということ
なんでしょうね。


ちなみに、夏場は自動車も要注意です。
高速道路のSAでちょっと休憩、という時も気をつけてくださいね。
エンジン切って空調を止めた25℃の車内が、わずか10分で35℃まで上昇し
た、というJAFの検証実験をテレビで紹介していました。


それでは、熱中症に気をつけて、楽しい盆休みを!
ボクたちはどこにも連れてってもらえないけど!



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2013.8.16 追記
航空機搭乗における犬の事故件数のデータを探してみたのですが、見つかり
ませんでした。
代わりに、米国運輸省発表の2005-2009年の米国における事故件数の資料を見
つけました。(→資料)

5年間で 232件 の事故。
内訳は、死亡:144 ケガ:55 行方不明:33

犬種別では、やはりブル系の事故が多いようです。チワワはいませんが、米
国では人気の無い犬種なので、そもそもあまり乗っていないだけかもしれま
せん。
内訳の「行方不明」というのに驚きますが、クレートの扉が開いて逃げちゃ
ったとかそういうことのようです。ひどいですね...


【ニュースソース】
飛行機に預けたチワワが熱中症で死ぬ
真夏の車内温度-短時間で熱中症の危険!(JAFのサイト)

【関連記事】
犬が飛行機(国内線)に乗るためのメモ

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