2014.06.02【本の紹介】さよならチワオ


    絵本カーニバル9
    さよならチワオ

 作    なりゆき わかこ
 絵    津金 愛子  
 発行年  2006年
 出版社  ポプラ社





ステラです
久しぶりに本の紹介です。
ボクみたいなブラックタンのチワワが登場するよ。

 あ ら す じ 
"ぼく"が生まれた時に、もう3歳だったチワワのチワオは、ぼくのお兄ちゃ
んで、そして大親友。いつもいっしょに遊んだり散歩したり。
でも、ぼくが小学4年生になったころ、チワオが急に元気がなくなった。
「もうチワオも13歳だから、おじいちゃんになったのよ」と、かあさんは言
うけど、寝てばかりのチワオのことを、ぼくは放っておくようになった。
でも、秋のある夜...。
      

千葉県で小学校低学年の課題図書になったことがある絵本です。
ですが、大人にもお奨めします。
これから初めての犬を飼う予定の方、今飼っている犬が初めての犬の方には、
特にお奨めです。

犬も生き物なので、人間と同じように老いていきます。
でも、人間よりはるかに寿命が短いので、老いがくるのも早いのです。

この本の"ぼく"はこのあと、家族と一緒に一生懸命チワオの面倒を見ます。
スープを作ったり、抱っこしてお散歩に行ったり、床ずれを起こさないように
夜中にチワオの体の向きをかえてあげたり...

最後のシーンは...泣けます。
犬を飼っている人、特にブラックタンのチワワを飼っている人はチワオと
姿が重なって号泣必至です。

「どうか、最期までかわいがってください。
              見守ってください。」


というのが、作者の願いだそうです。
とても良い絵本です。


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