2014.07.01ボタン型電池に気を付けよう

ステラです


先日、ボタン電池誤飲の危険性をTVのニュースで取り上げていました。

「異物を飲み込んだのなら、吐き出させればいいだけでしょ?」

と思うのが普通ですが、そんな甘いものではないようです。

ニュースで取り上げていた事例では、

 子供が電池を誤飲して病院に行ったけど、電池が放電して発生した液体によって食道の壁が溶けて電池がめり込んでしまい、取り出すまでに8時間もかかったうえ、食道と気管には穴が開いてしまい、2ヵ月の入院。

というものです。さらに、魚肉ソーセージが電池に溶かされていく実験映像が
流されていました...これは怖い...。


特に危険なのがリチウム電池で、この事例のように、本来電池の中で起きる化
学反応が食道や胃で起きてしまうことがあります。
他にも、胃液で電池が腐食して中身の毒性物質(電解液)が出てしまったり、
電池がショートして発熱・やけどになったり、といったことが起こり得ます。



おうちにあるボタン電池を再確認しよう

ボクたちワンコが間違って飲み込まないように、
ボタン電池の保管に気を付けるのはもちろんのこと、
ボタン電池が入った製品の蓋が簡単に外れないような工夫(ネジで固定する
等)が必要だそうです。
ウチでは、キッチンタイマーにボタン電池が使われていました。


電池の蓋は、コインを差して回して開けるタイプです。



万が一飲み込んでしまったら


 ・すぐに病院へ!
 ・飲み込んだ電池がどんなものか分かればそれもメモして持参
  (電池のパッケージとかがあればそれを)


人間の場合は、牛乳ガブ飲みさせて粘膜を保護するなどの応急処置もあるみた
いですが、ワンコに牛乳ガブ飲みさせるのは難しいですよね
使用済みの電池の場合は、放電能力を失っているので少し危険性が下がります
が、いずれにしてもすぐに病院へ行きましょう。


【引用・参考】
NHK科学文化部ブログ
公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報「ボタン電池」
日本小児外科学会「リチウム電池に関する警告」


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