2014.11.10【本の紹介】アンジュール - ある犬の物語 -


 アンジュール - ある犬の物語 -
 原題   UN JOUR, UN CHIEN
 作・絵  Vincent, Gabrielle
 発行年  1986年
 出版社  ブックローン出版







ステラです。
今回はチワワは出てこないけど、絵本の紹介です。



 あ ら す じ 
自動車から、突然、犬が投げ捨てられる場面から物語は始まります。
すぐに後を追いかけますが、車は走り去ってしまいます。
犬はひとりぼっちで歩きだしますが...。
      


文字が一切無い、鉛筆によるデッサン画のみで構成された絵本です。
場面の説明も台詞もまったくありませんが、
犬を描く、線の強さ・激しさ、または弱々しさだけで
犬の感情がすごく伝わってきます。


(飼い主だった人間の幻を見ているのか...)

ひとりぼっちでぽつんと佇む犬の寂しさには胸を打たれます...。
ラストがどうなるかは...読んでみてください。


最近、「引っ越し先で飼えない」という理由でドッグランに犬が置き去りにさ
れるという事件がありました。
こういったことから「免許制」を求める声が挙がっているようですね。

先日見たTV番組で、スイスでは「犬を飼うのは免許制」という紹介がされて
いたので、その内容を少し調べてみました。

免許の取得に必要なもの
 ・予防接種
 ・マイクロチップ埋め込み
 ・講習の受講(2~3時間)
 ・躾の実技訓練(飼い始めてから。犬と一緒に。1時間 x 4回)
免許取得後、毎年必要なもの
 ・犬税
 ・免許更新(無免許は罰金)

フランスでは、集合住宅を含む住宅の契約について「ペット禁止」を掲げるの
はダメ、という法律があるそうです。これなら「引っ越し先で飼えない」は
なくなるのかな?

飼い主の責任・義務を強化するのと同時に、
社会の中での犬(ペット)の地位を向上させる法整備がされて、
悲しい思いをするワンコがいなくなる社会になると良いですね


【参考】
引っ越し理由に高齢犬置き去り
ペットをめぐる法律(2)海外編


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