2014.06.13【本の紹介】ともだちは なきむしなこいぬともだちは なきむしなこいぬ 作 上條 さなえ 絵 いとう みき 発行年 2012年 出版社 金の星社 ハム菜です 梅雨であまり外で遊べないから、おうちで読書もいいわね。 今回もチワワが登場する絵本の紹介です。 あ ら す じ チワワの子犬レオンは、小学2年生のなごみちゃんの家にもらわれてきます。 ところがこのなごみちゃん、ひどい飼い主でレオンはママが恋しくなります。 母犬に言われた「レオンは、ママがうんだ こいぬの中で 一ばんママに にてるのよ。そのことをわすれないで」という言葉を胸に、がんばるレオン。 ある日、見せられた鏡の中の自分の顔を見てショック! レオンの顔には2本の黒い線の模様があって、ママにちっとも似ていない... のほほんとした絵柄に似合わず、犬から見るとかなりハードな展開です 飼い主"なごみちゃん"の非道の数々 ・レオンと初対面で開口一番「やだぁ。こんなチワワ、かわいくない」 ・レオンという名前で呼ばず、 「なきむし2ほんせん」「よわむし2ほんせん」と侮辱的あだ名で呼ぶ ・寝相が悪くてベッドから落下、危うくレオンを潰しかける ・むりやり女の子の服を着せた挙げ句、「似合わない」と暴言 ・ササミチップを食べまくる楽しい夢を見ていたレオンを起こして妨害 ・散歩中のレオンのの処理を露骨に嫌がる レオンはこんな仕打ちを受けてきたにも関わらず、散歩中に大きな犬に 襲われた時、なごみちゃんを守るために勇敢に立ち向かいます。 勝ち目のない闘いで、レオンは顔に負傷。 ステラ「彼は、真の漢(おとこ)だ」 ハム菜「チワワの鑑ね」 この事件のあとから、なごみちゃんはレオンに優しくなります。 そして、ようやくケガが完治して顔のガーゼを外して鏡を見ると、 なんと、そこに映った姿は......! この結末のおかげで、なんとかハッピーエンドになっています。 でも、前半のレオンが気の毒すぎて、あまり読後感が良くないわね... みんなはワンコに優しくしてね 【これまで紹介したチワワ絵本】 ・【本の紹介】さよならチワオ ・【本の紹介】いかすぜ!ブブヒコ 〜チワワとドーナツ!のまき〜 ・【本の紹介】みずたまのチワワ 前の記事へ 目次 次の記事へ |